今回は西野亮廣さんの『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』を読みました。
読んだきっかけは少し前に『魔法のコンパス』を読んでとても面白かったので、他の本も読んでみたいなと思ったからです。
あと・・・『革命のファンファーレ』というタイトルが私の中二病心をくすぐったからです。
内容はまったく中二病感はありませんでした。
ざっくりと感想
この本、3年も前に出ていたんですね。
あまりにも今の時代に合っていて驚きました。
「お金」に対する思い込みってけっこう根深くて、取っても取っても出てきます。
いかに自分が「お金」や「広告」を理解していなかったかを痛感しました。
たぶん1回読んだだけじゃ理解できないです。
レビューにも多くあったのですが、
「口調は好き嫌い分かれる」というのは、私もそう思いました。
でも、それも含めて西野さんだし、「口調が気に食わない」を読まない理由にしてしまうのはもったいないなと感じました。
最後の文に、西野さんの意志と優しさが詰まっています。
「お金とは信用を数値化したもの」である
「お金の正体は信用だ」って言われたら「そりゃそうだ」ってなるんですよ。
でも、言われなきゃ分からないんですよね。
私は変な説明しかできませんでした(笑)
最近になってようやく「お金の話をするのは良くない」という意識は薄れてきたかなって感じはしますが、
それでも「お金の正体」をきちんと説明できる人は、私を含めて、まだまだ少ないと思います。
お金に対する思い込みが自分たちの可能性を潰していることに、まず気づかないといけないんですよね。
「信用」がモノを言う時代
「信用」=「嘘をつかない」
当たり前のようですが、
「嘘をつかない」ためには「嘘をつかなくてもよい環境を作っておく」
「嘘をつかなくてもよい環境」という考え方は、私には衝撃的でした。
例えば「出世のためにゴマスリをしている」とかなら嘘をついている感満載ですが、
上司の顔色を伺うくらいなら、社会で上手くやっていくために当然と思っていないですか?
それ自体が「当然」じゃなかったんです。(わかりにくい・・・?)
あと、「イジリ」と「イジメ」の違いの話は、
最近あった渡部さんの謝罪会見がイジメに見えた理由がわかりました。
(あまり見てないけどね)
信頼関係のない「イジリ」は「イジメ」ですって!
超・納得です。
最後に
100%お金や広告の話ではなくて、
行動や環境など一つ一つ掘り下げていった結果、お金や広告につながる話でした。
ネットで気軽に繋がれるからこそ「信用」は重要視されるんだと思います。
顔が見えないから、匿名だから、「嘘をついてもいい」ではなく、
「どれだけ信頼されるか」誤魔化しが利かない時代が来ているのだろうと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございます
メリークリスマス!