今回は『自分を捨てる仕事術』第2章についてです。
「エゴを手放し、自分自身をコントロールする方法」が書かれています。
第1章では「よく見られたいというエゴまみれの自分(勘違いした自分らしさ)を捨てる
必要性でした。
第2章「鈴木敏夫が教えたエゴを手放す仕事のメソッド」
第2章はこんなことが書いてある
本当は新人から役職のついたベテランまで何かしら役に立つ項目が絶対にあります。
でも、全部について書くととんでもない量になるので、見出しだけ。
①伝わる文章の書き方
②怒りのコントロール法
③余白をつくる
④相手を引き込む話し方
⑤深く聞く技術
⑥人からどう見られているか
⑦タスク管理の方法論
⑧「本質」の見つけ方
この中から「みんなに知ってほしいな〜」と思ったところについて書きます。
怒りのコントロール法
みんなよく怒っていますよね・・・私も例外じゃないです。
ここで鈴木さんが教えてくれているのは、
「怒りを抑えるのではなく、本当に怒らなければいけない時にちゃんと使えるようにする方法」
だということです。
「怒り」の感情は、ためて武器として使う。
怒りに10段階のランクをつける
腹が立ったら、いまの自分の怒りは1年間でどれくらいのレベルなのかを考える。
だいたいの怒りが1か2になる。
いかに自分がふだん、どうでもよいことに対していちいち怒っているか気づける。
1年のうち2回くらいは、本当に怒らなければならない
そのときは、ちゃんと怒ると決めて、怒ることによって物事が進むようにしなければいけない。
むやみに感情をゆり動かさず、自分のなかに湧き上がる怒りをも、何かを進めるための道具にする。
日々湧き起こる、さまざまな怒りをまるで経験値のようにためてゆく。そして、それが本当に「必要な怒り」になったときに、満を持して使う。
(中略)
怒りに自分を蝕まれるも、怒りを自身の武器として使うも、自分次第なのです。
出典:『自分を捨てる仕事術』鈴木敏夫が教えた「真似」と「整理整頓」のメソッド
小さなことでいちいち怒るのは、体力的にも精神的にも疲れます。
「本当に怒らなければいけないときはちゃんと怒って、怒ることで物事を進めるようにする」
感情に振り回されず、感情を使いこなす。
感情も武器にしてゆくなんて、かっこいいですよね。
「忙しい」は精神的な問題
「忙しい」とは精神的にキャパシティオーバーの状態を指しているそうです。
めちゃくちゃ仕事できる人ほど「忙しい」って言わないですよね。
明らかに仕事量は多いのに余裕な顔。
それはなぜか。
自分の仕事の総量を把握し、きちんと余白をつくっているからだそうです。
余白というのはスケジュールも頭の中もです。
急がなくていい仕事は、早くやれ
「今やらなくてもいい」となると人はつい後回しにしてしまいます。
メールの返信、書類の整理など比較的いつでもできる仕事のことです。
(仕事だけでなく家事でも当てはまりそうです)
こういう小さな仕事を残していると常に頭の中で気になってしまい、大事な仕事に集中できなくなってしまいます。
頭の中に余白をつくるためです。
だから、「急がなくていい仕事は、早くやれ」なのです。
最後に
どんな職業、役職、ふだんの生活にまで役に立つことがたくさんあります。
正直、真似するのは大変だな〜とか、そんなことできないよって思いながら読んでいる部分もありました。
でも、真似してみてどうしてもなじまなかったらやめたらいいんですもんね。
真似は「自分」という枠から抜け出す一番簡単な方法なのかもしれないですね。
第3章も【実践編】です。こちら↓